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ここは九州の大自然、世界にひとつしかない流木と阿蘇北部にある秘湯との出会い

くじゅう連山

大分県にある有名な湯布院温泉よりさらに南西の山に進むと、くじゅうの山々に当たります。
久住山、中岳を中心として35峰が連なり、主峰は久住山、中岳(1,791m)は九州本土の最高峰です。
くじゅうより南西にある阿蘇山とは高原でつながっており、この一帯は「阿蘇くじゅう国立公園」に指定されています。

くじゅうから阿蘇

(くじゅうの手前から阿蘇方面)

活火山地帯

くじゅうの山々は活火山、山肌の噴気孔から噴き出しているところも見られます。
約15万年前から活動開始、3回の大規模な火砕流を噴出し、そのうち最新の約7~8万年前の火砕流では、 くじゅうの北側に位置する飯田高原を形成しました。
一番最近の噴火は1996年の星生山(ほっしょうざん)山腹の硫黄山と呼ばれる付近で、噴気や降灰が観測されています。

くじゅうの山頂付近はごつごつした茶色、山肌に硫黄の黄色い色がある山もあります。 春~梅雨前にはミヤマキリシマというピンクの花が包みます。
そして高原に降りると、春は新緑、夏は輝く緑の草原、秋は紅葉と金色のススキ、冬はホワイトです。
くじゅうには飯田高原と山を挟んだ反対側に久住(くじゅう)高原があります。飯田高原の中心地域は「長者原(ちょうじゃばる)」と呼ばれ、 草原の先はそのまま登山口となっています。

長者原

(長者原)

高原のまわりには、温泉もたくさんあります。大分県は「おんせん県」と銘打つとおり、全国で最も多い源泉数を持ちます。
そのほかに湧水や滝、牧場、花公園、夜は星空と楽しみどころはいっぱい、 一帯は火山噴火の危険がもちろんありますが、くじゅうの大自然は人々を魅了し、多くの登山客、観光客がやってきます。

夏から秋は是非登山

シーズン中くじゅうの山々を登山する人はとても多く、山の上はぎわっています。
登っていくにつれて見渡せる景色が広がり、山頂からはくじゅうの山々とまわりの高原、阿蘇山、 祖母山、由布岳なども一望できます。

くじゅう連山の主峰である久住山には、昨年の秋に登りました。
牧ノ戸峠からスタートし、 最初は歩きやすいコンクリートの道が続き、その後は山道です。ところどころで下を眺めると、 広大なよい光景が広がります。
少し登りに疲れたところで、途中に西千里浜という平坦な領域が広がり、体を休めながら歩けます。 秋でしたので、そこにはススキが輝いていました。

西千里浜

(西千里浜の景色)

そして最後は岩がれきです。最後の力を振り絞って登ります。
久住山の登山はそれほどにきつくはありませんので、普段登山をしている方や鍛えている方であれば楽勝だと思います。

久住山頂上

(久住山頂上)

九重・久住・くじゅう・ここのえ?

ところで、「くじゅう」とひらがなとなっていますが、 この地域は「九重」「久住」「くじゅう」「ここのえ」という4つの漢字と読みが混在しており、 ややこしくなっています。じぶんのまとめも兼ねて調べてみました。
まず山について、「九重山」と書くと九重連山(くじゅう)を意味し、連山の主峰が「久住山」(くじゅうさん)です。
町について、玖珠(くす)郡「九重町」(ここのえまち)と、竹田(たけた)市久住町(くじゅうまち)が大分県にあります。
基本的にはそれぞれの町に属する建造物などは、「九重“夢”大吊橋(ここのえゆめおおつりはし)」のように、 町の読みとなってることが多いようです。
なぜにこのようなことになってしまったのでしょうか。

その起源は、延暦年間(800年頃)にこの地に九重山白水寺と久住山猪鹿寺の2つの寺院が開かれたことにさかのぼる。 近代に入ると、山群の北麓に九重町(ここのえまち)、南麓に久住町(くじゅうまち、現・竹田市久住町)が誕生したことから、 それぞれの表記が特定の地域に結びつくことになり、地域全体を指す時にどちらの表記を用いるかという問題が大きくなった。
近年では、混乱を避けるためにひらがなの「くじゅう」を用いることも多い。
(ウィキペディアより)

西暦800年というと奈良時代から平安時代に入ったばかりのころ、大変古い歴史とともにこの地があるのだと知りました。

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