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ここは九州の大自然、世界にひとつしかない流木と阿蘇北部にある秘湯との出会い

幸せのシーグラス

シーグラス、またはビーチグラスというのは、海岸の浜などで見つかるガラスの破片のことをいいます。
砂浜をなにげなく歩いているときに、キラリと光るものを見つけ、手に取ってみるとガラス片だった、 といったことはないでしょうか?
特に波打ち際で海水に濡れているシーグラスは太陽の光に反射してキラキラその色に光り、とても美しく、 そのため「浜辺の宝石」ともいわれるんです。

浜辺のシーグラス

(少し隠れたシーグラス)

シーグラスとは

シーグラスは、浜辺のガラス片の中でも、海から打ち上げられたガラス片で、 ガラスが波にもまれるうちに角が取れ研磨され、 表面が曇りガラス(擦りガラス)状になっているものをいいます。 なので、そこで割れたばかりの生のガラス片ではありません。
もともとは海に投げ捨てられたビンで、年月を経てシーグラスとなっていきます。
近年、ドリンクの入れ物はビンからペットボトルになり、ビンは基本リサイクルに出され、 ゴミの廃棄について厳しくなってきていますから、浜辺でのシーグラスは減少傾向にあると推測されます。
しかも、もともとシーグラスはどこでも採れるわけでもなく、浜が限られます。
つまり浜で採れるシーグラスは、年々貴重なものとなっています。

シーグラス

グラスビーチ

しかし世界は広し。アメリカはカリフォルニア州にあるマッケリッカー州立公園には「ガラスのビーチ」と呼ばれる、 シーグラスだれけの浜があります。
このビーチは、20世紀のはじめはゴミの廃棄場所となっていて、大量のガラス瓶や電気製品などが捨てられていたのだそうです。
1967年に市ではこのエリアの美化のため、封鎖してゴミを撤去、残ったのは小さなガラス片のみとなりました。
そして長い年月を経て、ごれらガラス片は研磨されて宝石となったのです。

グラスビーチ

トリップアドバイザー「死ぬまでに行ってみたい、世界の奇妙なビーチ」より

貴重なシーグラス

シーグラスの色は、もともとのガラスの色に依存します。
したがって、シーグラスの色はいろいろですが、よくあるのがビール瓶の茶色、そして白(透明)です。 次に割合として多いのが水色、緑、ここまではよくお目にかかります。 それ以外の色は極端に少なくなり、まれにあるのは黄色やピンクです。
そしてめったとないのが赤、灰色、紫、黒、オレンジ、確かにこれらはお目にかかったことがありません。
ウィキペディアによると、赤はおよそ 5,000 個に1個、最も稀なオレンジは 10,000 個に1個程度の割合なのだそうです。
ただ、場所によって採れる色に特徴があるかもしれません。

加工シーグラス

貴重な天然シーグラスに対し、加工して作られるシーグラスもあります。
販売されている場合は、基本的には加工されている旨の記載がありますが、 中には天然のものであるかのように販売されていることもあるようです。
またまたウィキペディアによると、研磨機で作った人工シーグラスは天然のものとは表面が異なるため、 顕微鏡観察により見分けることができるのだそうです。 つまり、なかなか一目ではわからないということですね。
見分け方で1つ言えるのは、色や大きさが揃っているとか、ビー玉ではなく丸く大きなものなどは、 加工シーグラスである可能性があります。

加工シーグラス

(amazonで販売されている加工シーグラス
  「シーグラス 加工」などで検索)

温泉流木のシーグラスは?

もちろん天然のシーグラスです。すべて九州のキレイな浜辺で採集したものです。
やはり、シーグラスが採れる浜辺は限られており、大量にはありません。 ですから、作品には大事に使っていきます。

シーグラスの次は松ぼっくりについて、「びっくり松ぼっくり」のページでご紹介いたします。

→「びっくり松ぼっくり」のページへ

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